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プロジェクトが立ち上がった背景と課題
「縦割り」の複雑なシステムが、
企業の進化と変革の足かせに
セロハンテープや医療用テープをはじめ、多岐にわたる製品で私たちの生活を支える老舗メーカー、ニチバン株式会社様。

同社は中長期ビジョン「NICHIBAN GROUP 2030 VISION」を掲げ、さらなる企業の「進化・深化」と「変革」を目指していました。しかし、医療材からオフィス用品まで幅広く扱う同社の業務システムは、会計・購買・販売などの各システムが部門ごとに個別パッケージやスクラッチ開発で構築された「縦割り」の状態で、極めて複雑化していました。
この分断され個別最適化されたシステム環境が、新中期経営計画を実現するための「事業戦略推進に向けたAI・IoTの積極活用」において、大きな足かせとなっていたのです。
IPSが担う役割と具体的な取り組み
標準機能の徹底活用と意識統一で、
組織を「全体最適」へと導く
この課題に対し、IPSは世界標準の基幹システム「SAP S/4HANA」の導入を主導しました。
最大のポイントは、システムを独自に複雑に作り込むのではなく、「標準機能とテンプレートの徹底活用」にこだわったことです。導入前の徹底した調査・計画立案に加え、「プロジェクト憲章」を策定してメンバーの判断基準と意識を強く統一。経営層からのトップダウンも交えながら、現行の「部門ごとの個別最適」から「組織横断の全体最適」へと、業務プロセスそのものを標準化するアプローチをとりました。
その結果、極めて複雑な業務環境でありながら、わずか1年という驚異的なスピードで段階稼働を実現しました。
もたらされた成果とビジネスへのインパクト
相場を大きく下回るコストで変革を達成。
そして世界への展開へ
販売・生産計画から、生産・原価管理に至るまで、一連の全社業務システムが「全体最適化」されたことで、同社が目指すデジタル技術の積極活用に向けた強固な基盤が完成しました。

また、徹底した標準化アプローチにより、開発にかかる時間とコストを相場よりも大きく下回る形で抑えることにも成功。現在では本稼働後の「基幹システム運用プロジェクト」を立ち上げ、組織・人員の最適配置をさらに進めるとともに、タイやドイツといった海外拠点へのグローバル展開も力強く推進しています。
若手メンバーが得られる経験と成長
「複雑なモノづくりの現場」を紐解き、
怒涛のスピードでグローバル展開を完遂する経験
このプロジェクトの最大の魅力は、1年目に本社、2年目に国内子会社、3年目に海外販社と、息つく間もなく毎年「本稼働」を連続させる、その圧倒的なスピード感と推進力にあります。極めてタイトなスケジュールのなかで、「いかに無駄を削ぎ落とし、最短距離でプロジェクトを成功に導くか」タスク管理を超えた、プロジェクト推進の勘所を、圧倒的な打席数を通じて体得することができます。
同時に、日本国内に点在する複数の製造拠点や子会社を巻き込み、多種多様な製品の裏側にある製造工程や緻密な物流プロセスに真正面から向き合います。現場ごとに異なる業務の違いを解き明かし、「業界ならではの特殊性」や「システム導入時のボトルネック」をシステムという共通言語に落とし込んでいく。表面的なIT知識にとどまらない、製造業のリアルなビジネスプロセスを骨の髄まで理解する経験が得られます。

「複雑に絡み合う現場の要件を紐解く深い業務理解」と、「それを凄まじいスピードで形にし、国内外へ展開しきる実行力」。プロフェッショナルとしての揺るぎない実力と自信をあなたに約束します。